いつ頃からだろう、手紙を書かなくなってしまったのは、自称「筆まめ」の私はいつも万年筆が胸のポケットにあり、いつも縦書きの便箋と真っ白の封筒が右の机の引き出しに入っていた、つい最近、どこかに仕舞い忘れていたその「パーカーの万年筆」がふっと出てきた、以前は週に2通くらいは前日、お会いした人に感謝の手紙を書いたり、田舎の両親に投函したり、時として社員が遅く帰社する時に一筆「お疲れ様、先に帰るよ」なんて風に書き残したり、家族にも同じ様にしていたが、最近メールですませている事が多い、仕事上で文書を添付して送るなど利便性も高いが心を伝えるのはやはり、手紙に勝るものはない、第一味気ない、また今日から努めて書くようにしようと思う。ところで民主党の永田議員による偽メール事件にもあったように大きな弊害も引き起こすこともあるメール、もっともあれ自体「愚」の骨頂で普通の人間が考えたら、古今東西、伊達政宗が地方の外様大名に送った密書にしても、丸紅の檜山さんや田中角栄さんが登場したローッキード事件にしても暗号文書で「ピーナツ何個」なんて後に痕跡を残さないように、人知れずできる限り人を介在しないようにするのが当たり前、それを考えると「功」を焦るあまりと言うことを差し引いても東大出で外務省出身の永田君もあまりにも愚かで「部下にメールで金振り込め」なんて指示すること事態がありえないことである、こんな国会議員が小泉チルドレンも含め沢山いるかと思うと税金の無駄つかいこの上なく不愉快である。