5d214855.jpg本日は今年最後の祭日。年末の予定が隙間なく埋まっているため、自分のことができるのは今日くらいと、所沢にある自分のデスクの中、キャビネットの中を1年以上使用していないものは全て焼却してしまおうと大家さんに承諾を得て作業を開始した。

 

まるで映画にでてくるワンシーンのように・・・。

思い出の写真を燃やすように・・・。

思いきって、処分しようとクリアブックから書類を取り出し一枚一枚、火にかけていたら、創業当時からそして第二期の懐かしい書類がたくさんでてきました。

私はよく知り合いにいつも「ここまでくるのに色々と苦労したでしょう」と聞かれることがあります。『いえ、ほとんどまったく』と答えます。事実、あまり苦労した記憶がないんです。なんか”のほほ〜ん”ここまできたイメージが自分の頭の中にはあったんです。

そして今日、一枚一枚取り出して見ている時、突然色々なことが蘇っえってきました。昔から今とは勿論比べものにならないくらい幼稚なものでしたが事業計画も作っていました。『へ〜しっかりやっていたんだ』と。各種統計の資料や分析資料。3年後の目標、夢。広告、宣伝。資金繰り表も出てきました。

そう言えば暮れになると、毎年31日は『来年の2月まで持つかなあ〜』と現預金・売掛・買掛などなどリストアップして電卓で叩いていました。

資金が一杯一杯で家に給料を持っていけなかった日のこと。家族で外食はおろか服も新調できなかった時のこと。

借り入れのため、銀行に要求されるまま資料をもっていったら、待たせれること40分。そして10分で帰されたことも。悔しくて、悔しくて眠れなかった夜。

そんなことが記憶喪失の脳から走馬灯のように蘇ってきました。『俺ってそれなりに頑張ってはいたんだな、まんざら捨てたもんじゃない』と。正直、大げさでなく煙が目に入ってかそれとも純粋な『涙』か胸が熱くなりました。今日は本当に今迄の自分を振り返る日。

そして、この会社を大事に育てていきたいと改めて強く思った日でした。

また、これからの自分にとって大切な時間であり、自分を誇らしく思える日となりました。