1433ee12.jpg仕事の上で、私生活の中で・・・

今、『モチベーション3.0』と言う言葉がある、「1」は食べたい寝たいと言った生物の基本的な欲求に訴えかけるもの。「2」報酬、罰金といったアメとムチによる動機づけ(お金による成果主義がその典型)。

外圧的な動機づけのモチベーション2.0と対象的なものがモチベーション3.0というらしい。これはワクワク感・楽しい・世界や社会をよくしたいといった内面から湧きでるやる気を指す。東洋経済より

読んでいるうちに、まさに自分が今、目指している『日本一幸せな会社』の内容と符号するところが多かった。人間、勿論、お金も大切だがお金だけで幸せになれない。お金は一番ではない。ワクワク感・楽しい・人のために役に立っている・社会をよくしたいそんなものがなければ、終身雇用・大企業絶対説が消えた現代、能動的に自ら『本当に心からいい会社にしょう』と思うことは難しいかもしれない。楽しいから仕事が好きになり会社が好きになる。そして社内の『絆』が強くなる。

昨日、元社員の方が12年の東京生活を終え帰郷すると言うことで訪ねてきた。彼にとっては決して楽しい都会生活ではなかったようだ。むしろ苦しい、辛い東京生活だったに違いない。心からいろいろなことを話した。心からその人間の幸せを願った。最後に握手をした。嗚咽する肩に手をやった。いっぱいの涙を流しながら去っていく後姿をいつまでも見送った。なんどもなんども振り返り、その度に長く深く頭をさげていった。心からこれからの長い人生「幸多い人生」であることを願った。人間にとって幸せってなんだろう。いまだに見えない。