50を過ぎて・・・。48、9歳の頃は、50代になることに抵抗があった。ある戻れない領域に入るような気がした。27、8年、お付き合いのあるビストロスナックの女性店主にグラスを片手にそのことを話てみると『馬鹿ね〜50歳をある程度過ぎ、少し落ち着いてくると、この領域って凄く楽しい時間なのよ』と嗜められた。人間の寿命を80歳とした時、残り25年。余命を宣告さられた訳ではないけれど、今迄生きてきた半分の時間も残っていない。ところがここまでくると不思議と今まであった気負いがなくなってきている、自然体でいれる。そして残された時間を大切にそして有意義に刻もうと思うようになる。また物事を捉える感覚も以前より鋭利にもなってきていることも事実。桜を見てもその見事さと清廉さに心を奪われ素直に感動できる「こんなに美れいだったんだ」と。昨日の機内の窓から見た、雲上の何層もの夕映えも言い知れぬ感動で言葉を失った。これからどう生きるかは自分次第。今の自分に出来ること、なにを残せるか、なにを伝えられるか、公私ともに貴重な時間。我が社の理念である「日本一幸せな会社」を創ること。あまり深く考えず、何気なく自然発生的に口に出した言葉だけれど、3年目を迎え、究極の理念のように思えるようになってきた。その思いを社員の人たちにも共感して頂き、同じ思いで「電脳」と言う会社をともに運営し経営していけたら、私が思い描き「目標」とする会社に近づいていけるように思う。

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