命を区切られた時、人は何を思い、如何に生きるか?
173b7cbe.jpg

『ひぐらしのき』葉室 麟著

山々に春霞が薄く棚引き、満開の山桜がはらはらと花びらを舞散らせている・・・

あとどのくらい時間があるのか
とうに人生の折り返しを過ぎ
これからの残された時間を如何に
刻むか、3.11と言う目の前で起こった事実を噛みしめながらふっと考えてみる。


決してネガティブではない、むしろ逆、あの犠牲となった多くの命、そしてまだまだこれから沢山の可能性を秘めていた小さい命。
そんな人たちの分まで必至に生きる必要がある。
 
【文中から】

「おれは世の中に覚えていなくちゃなんねいことは、そんなに多くねいような気がする」 覚えること=大切なこと

「心に向かうところに志であり、それが果たされるのであれば、命を絶たれることも恐ろしくない」  志あれば軸はぶれない

60歳を目の前にしてまだまだ心定まらず、右往左往している自分がいる、秋谷のような深い思慮と信念があってこそ初めて大きなことをなす流を持つ。大きなことをとは決して成功とか名誉とは程遠いところにあることを自覚しながら・・・。