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【お城の石垣を見ていて思い出したこと】

昔、起業する時、「梁山泊」のような会社にしたい!
そんな風に考えていました。

梁山泊とは中国の山東省に存在した沼沢で
明代に書かれた『水滸伝』という有名な物語に
登場する英雄達の巣窟の名前です。

梁山泊は自然の要害になっており、
そこに様々な原因で世間からはじき出された108人の
アウトローが終結し、中国的に言う所の「英雄好漢」
として悪徳官吏を倒し、救国の戦いに挑んだ集団。
(知恵袋より)

声の大きい人も居れば、運動は苦手だけれど企画力が抜群な人
データベースをつくることがプライベートでも趣味な人
デザインやWeb作成においては三度の飯より好きなマニアックな人

老若男女問わず、あっというまに人の心を掴んでしまう人すご腕の営業マン。
福利厚生などを重視するよりベンチャースピリットに富んだ人などなど。
とにかく「このことについては会社の代表として社外に出れば誰にも負けない」
そんなひとたちの集団をつくることを夢みていました。 

それがいつのまにか、人を常識という型にはめようとしていたことに気付きました。
30歳ならこんなことできなくて、何故?もっと本を読まないの?
せっかく尖った形をしていたのに四角や丸くしようとしていたようです。

人をまとめて部下のモチベーションを上げるのは得意な人もいれば
コツコツと技術的にプロを目指す人もいる、チームを明るくする人もいれば
優しく人を包む人もいる、また間違いを忌憚なく言える人もいる。

言ってみればゴレンジャー(赤・青・黄色・ピンク・緑)5つ揃って強いチーム。

先日の全体会議で表彰をされた営業の子たちをみても

内定から採用までにおいてかなり変わった尖がった人が
結果を出している例もありました。
何が正解はない
1年、2年、3年・・・5年が経過して初めてその真価を発揮する。


そして
私の役割は正方形の石にするのではなくその様々な形の石の
特徴をよく観察し適材適所に配置し堅固な石垣にするための
接着剤、繋ぎの小さなジャリの存在であることが石垣(組織)
を強くすることだと思いました。

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