悔いのない人生とは・・・

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小さい頃
夕食時のテレビはいつもニュースだった
見たい番組があるのに
と不満を持ちながらも親父の存在は絶対だった
そして今
そんな自分が朝の5時から23時のニュースまで
録画までして見てる

ゴテゴテの演歌は聴かないが
昔懐かしい ”ちあきなおみ” の歌を聴きながら
ハイボールなんぞを飲んでいる
その中に「冬隣」という歌詞はしみじみとしていい

あなたの真似して お湯割りの
焼酎のんでは むせてしまいます
つよくもないのに やめろよと
叱りにおいでよ 来れるものなら
地球の夜更けは 淋しいよ・・・
そこから私が見えますか
この世にわたしを置いていった
あなた怨んで 呑んでます

渡辺淳一さんの著書の一文に
「男は鮭、女は鱒」
と言う言葉がある

男は女性に対しても、または色々失敗をしても
くよくよと悩み、引きずる
それはさながら川から海に出ても
必ず川に戻る鮭のようだと表現している

演歌の歌詞をみても、都はるみさんの「北の宿から」含め
女性歌手が女心を歌う作詞家を見てみると
大概、男が書いている
内容は男の願望に過ぎない

「あなた変わりはないですか、着てはもらえぬセーターを
寒さこらえて編んでます、女心の未練でしょうか、あなた恋しい北の宿」

男はいつまでも過去をひきずり女々しく回顧する

女はそんな過去は引きずらないし、もっとしたたかだ
ジュディオングが歌う、魅せられて♪

「好きな男の腕の中でも、違う男の夢を見る」

後者が阿木燿子さん、前者が阿久悠さんの詩だ
そう言えば、自分自身を見ても強がりは言っているが
まんざら間違ってはいない
いやその通り、脱帽・・・

離婚後の寿命をみると男は10年短命となると言う統計

しかし、いきつもどりつ
色々あるからこそ
完璧でない人生だからこそ
味わい深い、なんとも言えない旅となるのでは

一日は一日
二度と戻ってこない
くよくよ考えてもなるようにしかならない
ただ自分のもっている全力を出し切るからこそ
あとは野となれ山となれ
ケセラセラと神のみぞ知る

私が尊敬してやまない「メザシ」の土光敏夫さんの言葉に
「一日の決算は一日にやる」と言うものがある
色紙を求められるといつも書いたのは「日新 日日新」
と言う言葉だったそうだ

出典「大学」で
今日と言う一日は天地開闢以来初めて訪れた一日である
それも貧乏人にも王様にも、みな平等にやってくる
その一日を有意義に暮らすためには、その行いは
昨日より今日、今日より明日は新しく生きるべきだ!
(と言う意味らしい)

一日の決算は一日にやる
失敗もあるであろう
しかし、昨日を悔やむこともないし
明日を思い煩うこともない