人生の目的も向上心もなく、ただ時間の流れに任せ
楽しいこと、楽なことだけを優先し時間を費やしている人は
未来の幸せを、食いつぶし借金し続けていること
それを私は「幸せ負債」と呼んでいる


スクールウォーズのモデルとなった伏見工業のラグビー監督
山口良治先生が選手たちにこんなこと話したと言う

チームが力をつけ手を抜いても余裕で勝ってしまうことがある
そんな時、ハーフタイム時に「なめてんのか!」と叱責し

「人間の力は、全部出し切らないと増えない
 だから余すことなく使わなければいけないのだと」

「今、10ある力を全部出し切ったら、10.001ぐらいになる
次の試合ではその10.001を出したら10.002と言う
ふうに力が増していく」

出し切らず溜めたら逆に減ってしまうんだと


社内にも軋轢を嫌い競うことを良しとしない営業社員がいる
自分は6ヶ月前に入社した後輩に負けても何も感じないと言う、本人に聞くと
「自分自身もどこにやる気スイッチがついているかわからない」と言う
本人にいくら話してもメモも取らず、うなづくだけ
その後も、なんのメールも来ず、なにも変わらない

ただ本心は必至にやっていると言う
「そんなに必至が頑張らなくていいよ!
 それより人として当たり前のことを当たり前にやりなさい」
とアドバイスをする


先日、中途採用の営業面接をすると
「私はシンプルに暮らせればいい、
 普通に食べれて家族友人と楽しく話し、美味しい酒が飲めればいい
 ただ子供に対しては自分が親にしてもらった様に好きなことを
 やらせてやりたい」と言う

顧問をさせて頂いている他社の会社でも同様の人がいる
自然型・可燃型・不燃型
諦めずしっかり粘り強く接していくしかない
本人がきづくまで
しかし、40歳を過ぎると色々な人を見ているがかなり難しい


 人生における2つの生き方

「Goodで満足する生き方」と「Bestを目指し続ける生き方」
  
 目先でみれば「Goodの人生」=「心地よい」

しかし「心地よい」が必ずしも「心から充実している」とは言えない
心から充実した人生を歩むためには「Best」を目指さなければ
決して「充実感」を味わうことはできないと思う

ここまでの自分の人生を振り返っても・・・
そこそこあるはずの楽しい思い出の記憶は残っていないが
苦しく葛藤し夜も眠れず、七転八倒した時の記憶の方が
どこか懐かしく仄々とした思いが心の奥底に残っている