ローマは一日にしてならず
されど壊れるのは一瞬

健康な林檎の中に腐ったリンゴをひとつ入れただけで
たちまちのうちに全てを腐らす

社員研修で「働くことの意義」
「自分人生株式会社」の話をとくとくと説く

そのかいあってか新入社員たちも入社時からある程度までは
定時の30分前に出社し準備をし、営業に出ていった

しかし

そのオフィスの先輩社員、社歴10年選手あるいは上司が
9時の定時ギリギリに出社を繰り返すうちに気が付くとあっと言う間に
10分前5分前の出社時間となり、それが当たり前となる。

そしてそれがこれから入社する社員たちにも伝播し文化となる
それでは組織は活性化せず成長どころか
知らず知らずのうちに蝕まれ土台ごと腐り
倒壊する一途

全ては「人なり」
そこにあるのは規則でもルールでもない
自らの人生株式会社をどうしたいのか!!
に尽きる

そして50歳、60歳になった時、答えはそれぞれに明確に出る
会社のためではない、それぞれの己自身の在り方

良い人材を採用し、如何に良い風土文化をつくるか!

新入社員には分岐点に立ち右か左かを決める時は常に険しい道を選びなさい
と伝えた、しかし誰しも易きに流れ、安易な道を選択する
それが目の前の上司、先輩がそうれあれば尚更に

己の経験上、知らず知らずの無意識のうちに厳しく辛い道を
選択をしたからこそ今があると確信している

結局、凡人は凡人でしかない
人に言われてではなく、自ら真にそう思わなければ
明確な人生の目標を持って行動しなければ継続できない



「人生のスタート」
朝、出社することが目的ではない
それなら朝時間ギリギリに出社すれば達成される

しかしそれでは、その日の一日の時間の使い方が大きく出遅れる!!
それが1日15分遅れればひと月345分
一年で4140分、10年で41400分(690時間)

朝早く来ることが目的ではなく、
今日一日をいかにして効率良く有意義な一日にするか!

それが解っている人間と永遠に理解できない人間

目覚めてから既に人生はスタートしている!
あるいは既に勝負は決している!