そんな題名の本を読みました
あなたにとって、本当に大切な人に気づく本という副題で

世の中には20歳代で読む本とか
30歳、40歳、50歳、60歳からの本とか勝手に色々な本が出版されている
例えば60歳になったら大好きな人だけと付き合いなさいとか

しかし、それって既に28歳の時からそのように生きている
只、一度はどんな人へでも翌日、お礼のメールを送ることや
敬意の念は表してメッセージを送る

しかし

どんなに心からのメッセージを送っても返信さえよこさない人もいる

それは社内でも同じことが言える
そんな時は相手をどうのこうのではなく
そんな相手に送った自分が見る目がなく問題だったと反省する

またスピルバーク監督のETの宇宙人には申し訳ないが
そんな人は生まれた宙も環境も違う
言葉の通じない「宇宙人」だと自分の中で断ち切ることにしている

そして無駄なエネルギーを無駄な相手に使うのではなく
本当に通じ合える人を選んで有効な時間を使う
いくら会社を良くしようと自分の経験談や
アドバイスをしても反応しない社員もいる

かといって権威を傘にきて高圧的には接しない
色々な意味で消耗するのは自分、傷つくのも自分
そしてなにより時間の無駄である

手応えがなく空振りになるほどに消耗するものはない

所詮、人が人を変えようなんて神への冒涜かも知れない
あくまで人は人

ただここまでをふりかえれば
自分の懐の狭さ、徳のなさからせっかく頂いた縁を失ったこともある
今の自分だったらと悔いること暫し

著名人もいれば大企業の社長、役員さんにも出会うこともある
または大金持ちの経営者、個人事業主にも

しかし、そんな人に妙にすり寄ったり、過大に尊敬の念を抱くことはない
今、ここまで本当に自分のことを理解し、長くお付き合い頂いている
社員を含む方たちと、これからも充実した時間を送れればそれでよし

出会いは無理に拡げる必要もなく
放っておいてもその人に相通ずるものがあれば自然と寄って広がってくる

私は昔から異業種交流会にしても、どこの会合にいっても敢えて名刺交換せず
寧ろ、それを避け、部屋の片隅に身をおく 

私が不器用な人間が故か
そんな場所で出会ったところでほとんどと言って
「良縁」は生まれない

人の限界は能力で決まるのではない
如何に想像力を働かすか

ここまで何十年も社員を見てきたがIQの高さとかではなく
想像力を働かせられない社員の行動は
「作業」であって「仕事」とは言い難い
そしてそんな「作業」に歳月をかけ重ねても成長はほとんど期待できない

EQの大切さ
想像力を働かせて、人を思いやる心の知能指数
人の痛みが理解できる能力
そんな能力の高い人は自頭もよく次々と結果を出していく
そして社内より社外での評価が高い

名選手、名監督になれず
できて当たり前、出来ないことの苦しみはどう考えても理解できない!
そんな名選手はどんなに技術的に優れた人でも
例外はあるが人の心を動かすことはできない

今回のワールドカップの森保監督
人の痛みが解る監督だからこそ

選手はこの監督のためとついてくる

それだって誰とともに頑張るか、生きるかの選択

昔読んだ小説の一節
大学を卒業する学生たちに学長が言った言葉がある

「人間にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである」

無理せず、自分らしく
誠意をもって接し、伝わらなければ固執する必要はなく
自然体で生きればいい

ただし、誠心誠意を貫こう
そんな球を受け取る人、ミットさえ出さない人
色々な人がいるがそれも人生
お互いの人間関係における贅沢

そして色々な人に会えることの贅沢

これからもこれはと思える人には精神誠意
自分らしく接していく、それが心地よい生き方

自分は誰と生きるか!

長い人生を歩むにあたって
そのひとつひとつの選択が自分の人生を大きく左右する

それが幸せを掴むキーワードではないだろうか