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早いものであれから46年、私たちは6月4日に式をあげた
昔はジューンブライドなんて言葉はなく、とにかくの梅雨時の結婚式は敬遠された。
だからこそ、通常よりは色々なサービスもつき、価格も少し安かった。
そんな訳で、まだ若く予算も限られた二人にとって、梅雨時を選んだ。
私自身は借金はあったが貯金はゼロ、結婚指輪も妻から借金して購入、
未だに46年経った今も返していないと記憶する。

兎に角、金はなく貧乏だった
家具は私が学生時代使っていたテーブルと椅子
そして妻が花嫁道具として持ってきたもの
あとは少しずつ、家電も含めて揃えていった

唯一、月一回近くの中華食堂で外食することが贅沢
今振り返れば、何もないことが本当の幸せかもしれない

それはヒト・モノ・カネのないところから始まった創業期も同じ
案外、少人数でみんなが心ひとつとなり、何をやっても
感動があり、 今より楽しかった!ように思う。

山あり谷あり、そんな理想通りの人生なんてない
しかしどうにかここまで一緒に歩んできたことは事実。
そしてこんなどうしょうもない私についてきてくれたことに感謝。